のんびりしっかりキャリアとライフ

意識高くも低くもなく、お茶を飲みながらのんびりキャリアや将来のことを考えるブログです。

一歩より半歩

転職したい、新しい趣味を見つけたい、留学したい…

大きなライフイベントになりそうな夢を持っているけど、忙しい毎日に振り回されて実現できていない。もしくは、そんな夢が見つかっていないけど、今の自分を変えたいという思いだけはある。という人は結構いると思います。私もその一人です。

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出典:unsplush


今のまま過ごしていても直ちに生活に困る訳ではないので、何も行動を起こさず、気が付いたら早数年経っていた…みたいなことはよくありますよね。私は35歳のときに参加したコーチングのワークショップで、「5年後の自分はこうなっていたい」と書いた紙を45歳になって見つけて愕然としたことがあります。こうなっていたい項目を7つくらいあげていたのですが、何と何一つ実現できていませんでした!

自己実現の視点で見ると、時が経つのはあっという間ですね。

自分の人生にとって大切なことのはずなのに、行動が起こせない。それは、人間には、「コンフォートゾーンに留まっていたい」という気持ちがあるから。コンフォートゾーンとは、馴染みのある、予想外のことが起こらない、安心できる空間。そこにいる限り自分の存在を脅かされることのない、安全なお家のような場所のことです。そこから出ていったら、何が起こるか分からない。辛い目に合うかもしれないし、嫌な人がいて何かされるかもしれない。出ていきたくないのは当然です。でも、コンフォートゾーンに留まっている限り、成長は無いし、新しいことを知ったり経験したりすることは永遠にできないのです。

新しいことをしてみたいと思うのは、コンフォートゾーンから踏み出してみたいということとほぼ同じなのではないでしょうか。

とはいえ、自分にとって未知の世界に向けた最初の一歩を踏み出すのには大変な勇気がいりますよね。だったら、「一歩」でなく「半歩」踏み出してみることをお勧めします。

例えば留学したいと思っているなら、必要なアクションは留学の情報を提供しているサイトを検索してみることでしょうが、突然それをするのは結構なストレス。コンフォートゾーンに留まりたい本能が邪魔をして、最初のアクションを起こすのがとても面倒くさく感じるはずです。

だからまずはあえて、「何かのついで」で行動してみる。

例えば留学だったら、外出したときに本屋さんに寄ってみて、外国のガイドブックを見てみる。留学ジャーナルみたいなものはハードルが高いのでまず短期の旅行向けのやつとか、雑誌の旅行特集とか。

転職だったら、通勤途中の電車の中でスマホを見ているとき、ちょっと自分の会社や興味のある会社の評判を確認してみるとか。今はエン・ジャパンなどが、元社員・現社員が会社の良いところ・悪いところについてコメントする掲示板を運営していて、覗いてみるとなかなか興味深いです(辞めた人のコメントが多いので、厳しいコメントが多くなりがちだとは思いますが)。

それを実行したら、次はそれよりもう少しハードルを上げたチャレンジをしてみる。ハードルを上げるといっても突然上げず、自分と同じ歳で留学した人のブログを見てみるとか、転職紹介会社のHPを見てみるとか、ほんの少しで大丈夫です。というより、前回よりほんの少しだけハードルを上げたチャレンジをし続けることが大切なのだと思います。焦ったり、疲れたりしない程度で。

何かと忙しくて、ストレスも多々ある日々の中、更にコンフォートゾーンから外へ出るためには、自分に負担をかけ過ぎずに少しずつ行動し続けることがポイントになってくるのではないでしょうか。

一歩足を踏み出すのはかなりの勇気がいるから、半歩だけ足を出してみる。それだけでも景色の見え方が違ってくるから、そこから大きな一歩を踏み出す気持ちが湧いてくるかもしれません。

 

足を出してみる

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